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VLOOKUP関数の応用5選!ExcelスキルをUPする時短ワザ

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ExcelのVLOOKUP関数の応用を5選ご紹介します。具体的に部分一致検索・複数の値を取得・別シートからデータを参照・複数条件・#N/Aエラーを非表示にする方法を解説していきます。

VLOOKUP関数の基礎はコチラ。

VLOOKUP関数の応用5選

Excelを利用している人なら一度は聞いたことがあるVLOOKUP関数。その役目とは、データ範囲内に任意の値があるかを検索し、特定の情報を抽出してくれます。

VLOOKUP関数の可能性はコレだけではありません。様々な応用方法がある中でも、今回は厳選して5選を皆さんにご紹介します。

VLOOKUP関数の応用:厳選5選

部分一致検索の活用
複数の値を取得する
別シートからデータを参照
複数の条件でVLOOKUPを使う
エラー(#N/A)を非表示にするテクニック

部分一致検索の活用

ここでの部分一致の検索とは、任意の文字(あ,Aなど)や数字(1,2など)を含むデータを抽出することです。この時のポイントが、Excelのワイルドカードの「*」になります。文章だけ読んでも理解できないと思いますので、さっそく画像を使って解説していきます。

例えば、次のような表があるとします。

この時、商品がはっきりわからず、最後の番号が2で終わることだけを知っているとする。この場合、以下の数式をD2に挿入することで2で終わる番号の商品を抽出することができます。

=VLOOKUP("*2",A:B,1,0)

=VLOOKUP("*2",A:B,1,0)」の「*2」というのは、2で終わる値を検索して抽出するという意味になります。

例えば、「2*」とした場合は、2で始まる値を検索し抽出、「*2*」とした場合は、何らかの文字や数字で始まり、途中で2を含み、再度何らかの文字や数字で終わる値を検索し抽出してくれます。※これは例えなので、今回の表ではデータが紐づきません。

アスタリスクを使うことで部分一致検索が可能になりますので、ぜひご活用ください。




複数の値を取得する

業務でVLOOKUP関数を利用する際、抽出したいデータは一つと限りません。例えば、表のA列に名前が入力されており、B列に性別、C列にクラス名が入力されているとします。名前に対して性別とクラス名を取得したい際、簡単な要領でデータを抽出することが出来ます。

まずは以下の表を確認していきましょう。

E2列に入力した名前に対してF2の性別、G2のクラス名を紐づけていきたいと思います。まずは以下のVLOOKUP関数をF2に挿入していきましょう。

=VLOOKUP($E$2,$A:$C,2,0)

この時ポイントなのが、検索値と検索範囲を絶対参照することです。絶対参照はコピペしても範囲を動かさない性質があるので非常に便利です。この絶対参照はセル選択をした後にキーボードのF4を押すことで出来ます。

続いて、F2に挿入したVLOOKUP関数をコピーして、G2セルにペーストします。この時に列番号を3に変更することでクラス名を抽出することが出来ます。

=VLOOKUP($E$2,$A:$C,3,0)

このように絶対参照を活用することで再度VLOOKUP関数を挿入する必要が無くなります。時短になりますので、ぜひ試してみてください。




別シートからデータを参照

続いてVLOOKUP関数の検索範囲を別シートに設定する方法をご紹介します。実は、同シート内の範囲だけでなく、別シートを参照することも可能なんです。さっそく見ていきましょう。

シート1に以下の以下のデータがあるとします。

続いて、シート2には以下のデータがあるとします。このシート2からデータを参照していきます。

それでは数式を挿入していきましょう。VLOOKUP関数を挿入する要領は同じで、検索範囲だけ今までとは違い、別シートを指定します。数式は以下です。

=VLOOKUP(A2,シート2!A:C,2,0)

別シートを指定する際は、「シート名!セル範囲」で参照することが可能です。業務でデータ分析やデータ抽出をする際は、この方法をよく使いますので覚えておきましょう。




複数の条件でVLOOKUPを使う

ExcelでVLOOKUP関数を使っていると、「検索値を複数設定したい」と考えたことはありませんか?実は、複数の条件で検索値を設定することができます。

まずは次のような表があるとします。

D列に入力されてた名前に対して、クラス名を抽出したいとします。しかし検索範囲のA列には名前+性別が入力されているので、ただ単に名前だけを検索値にしてVLOOKUP関数を挿入してもエラーになります。

この時のポイントはD列とE列を繋げて検索値にすることが重要です。実際につなげる方法を見ていきましょう。

=VLOOKUP(D2&E2,A:B,2,0)

このように「D2&E2」と「&」にすることで「大谷(男)」とすることができます。これを知っているのと知っていないのとでは、データ抽出の幅が変わりますので、ぜひ覚えておいてください。




エラー(#N/A)を非表示にするテクニック

最後にVLOOKUP関数の結果で#N/Aエラーを非表示にする方法をご紹介します。#N/Aがあると見栄えも悪いので、ぜひ活用ください。

#N/Aをエラーを非表示にするためにはIFERROR関数を使う必要があります。実際に使ってみましょう。まずは次の画像を確認してください。

E列に挿入しているVLOOKUP関数は検索値がデータ範囲に存在しないので、#N/Aエラーが返されています。この#N/Aを非表示にするために、以下の数式をE列に挿入してあげます。

=IFERROR(VLOOKUP(D2,A:B,2,0),"データなし")




まとめ:他の応用ワザ

今回はVLOOKUP関数の応用ワザとして、部分一致で検索する方法・複数の値を取得する方法・別シートからデータを参照する方法・複数条件でVLOOKUP関数を使う方法・エラー(#N/A)を非表示にする方法をご紹介しました。

他にも紹介したいVLOOKUP関数の応用や関連記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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