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合計はXLOOKUP関数ではなく、SUMIF関数!Excel時短術

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Excelで合計を求めるならXLOOKUP関数ではなく、SUMIF関数を使用します。ですが、XLOOKUP関数でデータを検索して、SUM関数で合計を求めることも可能です。

今回は合計を求められる「SUM関数、SUMIF関数」と特定の条件でデータ抽出ができる「XLOOKUP関数」についてご紹介します。

この記事は、こんな方にオススメ!
  1. 条件付きの合計を求めたい方
  2. 業務の中で、複雑なデータ操作が必要な方
  3. データが変わるたびに自動で合計を求めたい方
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XLOOKUP関数では合計を求められない

結論から「XLOOKUP関数は、特定の条件に一致するデータを検索して取得する関数」なので合計を求める機能はありません。

したがって、特定の条件に基づいてデータの合計を求める場合には不向きです。

しかし、Excelは万能なので合計を求める関数は、もちろん存在します。

この章では、合計を求められるSUM関数について簡単にご紹介します。

合計を求める際に最も一般的に使用されるのがSUM関数です

Excelで合計を求めるならSUM関数

合計を求める際に一般的に使用されるのがSUM関数です。

SUM関数は、指定した範囲内の数値をすべて合計するための関数で、数値の合計を計算する際に非常に便利です。

SUM関数の基本構文

例えば、=SUM(A1:A10)のように使用し、範囲A1からA10のすべての値を合計します。

SUM関数の引数はシンプルで簡単に使えるため、Excelを利用する多くのユーザーに好まれています。

SUM関数を実際に使ってみよう!

それでは実際にSUM関数を使ってみましょう!

具体例をわかりやすく進めるために、以下の売上データを用意しました。

売上データの金額の合計をB7セルに求めていきます。

売り上げをSUM関数で合計する

=SUM(B2:B6)

SUM関数の範囲(数値)でB2からB6セルを指定することで、売り上げの合計を求めることができます。

条件付きの合計を求める方法

特定の条件に基づいて合計を求める場合、SUMIF関数やXLOOKUP関数と他の関数を組み合わせて使用する方法があります。

この章では、特定の条件に基づいた合計の求め方について詳しく説明します。

SUMIF関数の使い方

SUMIF関数は、特定の条件のみを合計することが出来る関数です。

たとえば、日別に商品A~商品Cの利益が入力されているデータがあり、商品Bの利益のみ合計する際にSUMIF関数を使用することが可能です。

SUMIF関数の基本構文

先ほどの例で説明をすると、まずは商品A~商品Cが入力されている範囲を指定します。

続いて、条件を「"商品B"」で指定、最後に利益が入力されている範囲を設置します。

そうすると「=SUMIF(商品A~商品Cの範囲,"商品B",利益の範囲)」となり、商品Bの利益だけを合計することができます。

SUMIF関数を実際に使ってみよう!

SUMIF関数の具体例として、日付/商品名/利益が記載されている以下の表を用意しました。

この中で「商品B」の利益の合計をE2セルに求めていきます。

特定の条件で合計を求める方法

=SUMIF(B2:B7,"B",C2:C7)

商品名が記載されている範囲(B2~B7セル)を指定、続いて条件を「"B"」、最後に合計範囲を利益(C2からC7セル)で設置することで、商品Bの利益を合計することができます。

XLOOKUP関数とSUM関数を使う

この記事を読んでいる方は、「XLOOKUP関数でデータ抽出をして、抽出したデータの合計を求めたい」という方もいらっしゃると思います。

そんな方はこの章を参考にしてください。

ご紹介する手順は以下になります。

  1. XLOOKUP関数でデータを抽出
  2. 抽出したデータの合計を求める

②では、SUM関数を使います。

XLOOKUP関数でデータを抽出する

表ではD・E列に名前と売上金額のデータ元があり、A列に入力した名前に対しての売上金額をB列に紐づけていきます。

B列に売上を紐づける際にXLOOKUP関数を使います。

XLOOKUP関数の使い方

=XLOOKUP(A2,D:D,E:E)

XLOOKUP関数の検索値をA2セルに設置、続いて検索範囲をD列、最後に戻り範囲をE列に指定することで、A列の名前に対しての売り上げ金額を抽出することが可能です。

抽出したデータの合計を求める

XLOOKUP関数で抽出した売り上げ金額の合計を「B7セル」に求めていきます。

Excelで合計をするならSUM関数でしたね。

では、実際にSUM関数を使ってB7セルに合計を求めていきます。

抽出したデータの合計を計算

=SUM(B2:B6)

XLOOKUP関数で抽出したデータがB2からB6セルになるので、SUM関数の数式は「=SUM(B2:B6) 」となります。

このように数式を挿入することで合計を求めることができます。

ちなみにA列の名前を変更した場合、どうなるか見てみましょう。今回はA2セルのゴリラを「ヘビ」に変更してみます。

「ゴリラ」から「ヘビ」に変えたことで、売上金額が変わり、合計値も再計算されます。

ぜひ、皆さんも試してみてください!

活用できる業務の例とQ&A

SUM、SUMIF、XLOOKUP関数は、多くの業務シーンで活用できます。

実際に私も3つの関数はよく使っています。

ここでは、これらの関数を活用できるビジネスシーンとよくある質問をご紹介します。

活用できるビジネスシーン

業務では「販売データの分析」や「予算管理」「メンバーの残業時間」など、特定の条件に基づくデータ集計が例に上がります。

例えば、

SUM関数では、販売個数や金額の合計を簡単に出すことが可能。

SUMIF関数では、プロジェクトごとの予算の合計を出すことが可能。

XLOOKUP関数では、社員の名前を入力すると残業時間を抽出することが可能。

それぞれ幅広い分野で活用できるので、覚えておきましょう!

よくある質問:Q&A

XLOOKUP関数で検索値を複数設定することは可能ですか?

XLOOKUP関数で複数の検索値を指定することは可能です。ただ、複数の結果を取得するならFILTER関数が適しています。

SUMIF関数とSUMIFS関数の違いは何ですか?

SUMIF関数は一つの条件の合計、SUMIFS関数は複数の条件の合計になります。SUMIF関数の条件を増やしたいときに、SUMIFS関数を使ってみてください。

XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違いは何ですか?

XLOOKUP関数は、検索範囲と戻り範囲を指定できるので、左右・上下どちらの方向にも検索できるため、VLOOKUP関数よりも柔軟であり、エラー処理や一致モードの選択肢も多様です。

記事のまとめ

XLOOKUP関数はVLOOKUP関数の上位互換ですが、合計を求める機能はないです。

Excelで合計を求めるなら「SUM関数」や「SUMIF関数」が適しています。

特に条件付きの合計を求める際は、SUMIF関数が便利です。

これらの関数は、日々の業務で活用することが多いので、ぜひこの機会に覚えましょう!

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