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VSTACK関数の使い方。複数シートの情報を1シートにまとめる

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複数のシートに分散された情報を一つのシートにまとめることが出来るExcelのVSTACK関数について紹介します。

この関数を使えば、複数のシートのデータを簡単に一つのシートにまとめることができます。

本記事では、VSTACK関数の基本的な使い方から、実際の業務での応用例まで詳しく解説します。

VSTACK関数で効率的なデータ管理をしよう!

VSTACK関数とは?

VSTACK関数は、複数のシートに分散したデータを一つのシートにまとめることができる便利なExcel関数です。

この関数を使用することで、手作業でデータを集める手間を省き、効率的なデータ管理が可能になります。

ここでは、VSTACK関数の基本的な機能と特徴、他の関数との違いについて詳しく解説します。

VSTACK関数の機能と特徴

VSTACK関数は、指定した複数の範囲を縦に結合します。

ようは、複数の列の値を一つの列にまとめることができるということです。

またVSTACK関数は、複数のシートや異なる範囲からデータを集約することもでき、非常に有能です。

例えば、売上データが月ごとに異なるシートに保存されている場合、VSTACK関数を使えば全ての月のデータを一つのシートにまとめて表示できます。

VSTACK関数と他の関数との違いとは?

VSTACK関数は、従来のVLOOKUPやHLOOKUP関数とは異なり、複数範囲を縦に連結することに特化しています。

VLOOKUPは特定の値を検索して、その行の値を返す関数であり、HLOOKUPは水平検索を行いますが、VSTACKは単純にデータを結合するための関数です。

また、CONCATENATE関数と異なり、セルの内容を結合するのではなく、範囲全体を結合する点が特徴です。

VSTACK関数の使い方

VSTACK関数の使い方を理解することで、Excelでのデータ管理が飛躍的に効率化します。

ここでは、基本的な構文から単一シートでの使用例、そして複数シートのデータをまとめる方法について具体的に説明します。

VSTACK関数の基本構文

VSTACK関数の基本構文は以下の通りです。

=VSTACK(範囲1, 範囲2, ...)

範囲1、範囲2といった複数の範囲を指定することで、それらを縦に結合して一つの連続した範囲として表示します。

引数もシンプルで覚えやすい!

VSTACK関数でシート内のデータをまとめる

VSTACK関数でシート内のデータをまとめる使用例として、例えばA1:A5の範囲とB1:B5の範囲を縦に結合したい場合、以下のように入力します。

VSTACK関数の使い方①

=VSTACK(A1:A5, B1:B5)

この場合、A1:A5のデータの後にB1:B5のデータが続く形で表示されます。逆に「=VSTACK(B1:B5, A1:A5)」の場合は、Bのデータの後にAのデータが続く表示方法になります。

VSTACK関数で複数シートのデータをまとめる方法

複数シートのデータをまとめるには、シート名を指定して範囲を入力します。

例えば、Sheet2とSheet3の情報をSheet1に結合することも可能です。Sheet2とSheet3のデータを置いておきます。

Sheet2のA1:A5Sheet3のA1:A5を結合してSheet1にデータを表示する際、VSTACK関数は以下のように入力します。

VSTACK関数の使い方②

=VSTACK(Sheet2!A1:A5, Sheet3!A1:A5)

このようにすることで、異なるシートのデータを一つのシートにまとめることができます。

VSTACK関数を活用できる業務の例

VSTACK関数は、さまざまな業務で使用することができます。

ここでは、ビジネスシーンでVSTACK関数を活用できる例を紹介していきます。

売上データの集計

複数のシートに月別に分かれている売上データを、一つのシートにまとめて年間の売上データを集計できます。

これにより、売上の推移や傾向を簡単に把握することができます。

プロジェクト管理

複数のプロジェクトに分かれているタスクデータを一つのシートにまとめて、全プロジェクトの進捗状況を一目で確認できるようにします。

これにより、全体のスケジュール管理が容易になります。

従業員情報の統合

各部署ごとに管理されている従業員情報を一つのシートにまとめて、全社の従業員データベースを作成します。

これにより、人事部門での情報管理が効率化されます。

商品在庫の管理

各店舗ごとに管理されている在庫情報を一つのシートにまとめて、全店舗の在庫状況を把握します。

これにより、在庫補充や在庫移動の計画がスムーズに行えます。

アンケート結果の集計

複数のシートに分かれて収集されたアンケート結果を一つのシートにまとめて、全体の集計結果を分析します。

これにより、回答結果の全体像を把握しやすくなります。

これらの例を通じて、VSTACK関数を使えば業務の効率化やデータ管理の精度向上が図れることが分かります。業務のニーズに合わせて、VSTACK関数を活用してみてください。

VSTACK関数を使う際の注意点

VSTACK関数を効果的に利用するためには、いくつかの注意点があります。

ここでは、結果が「0」になる場合、データの整合性、パフォーマンスの最適化について説明します。

結果が「0」になる場合

VSTACK関数を使用していると、結果が「0」になる場合があります。

このゼロになる原因は…

  • 範囲が空である
  • 範囲に数値の0が含まれている
  • データ形式の問題

などの要因が考えられます。

適切な範囲を指定し、データの入力状況を確認し、Excelの設定を見直すことで、問題を特定して修正していきましょう!

データの整合性

複数の範囲を結合する際には、データの整合性を保つことが重要です。

結合する範囲のデータ形式が一致していることを確認し、データの重複や欠損がないように注意しましょう。

パフォーマンスの最適化

大規模なデータを結合する場合、パフォーマンスに影響を与えることがあります。

そのため、不要なデータを削除し、必要なデータのみを結合するように工夫することが重要です。

まとめ

VSTACK関数を活用することで、複数のシートに分散したデータを一つのシートにまとめる作業が飛躍的に効率化します。

本記事では、VSTACK関数の基本的な使い方、活用できるビジネスシーン、注意点までを解説しました。

ぜひ、業務の効率化にVSTACK関数を取り入れてみてください。

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