Googleフォームを使ってアンケートや調査を行う際、回答に応じて質問の分岐を設定することで、回答者に対してより適切な質問を表示することができます。
この機能を活用することで、アンケートの質を高め、必要なデータを効率的に収集できます。
本記事では、「Googleフォームで回答に応じて質問を分岐させる」方法について、詳しく解説していきます。
Googleフォームで質問を分岐させる方法
Googleフォームで回答に応じて質問を分岐させる方法をご紹介します。最初は手順通りに進めていただければと思います!
1. Googleフォームを開く
まず、Googleフォームを開きます。
Googleドライブにアクセスし、「新規」ボタンをクリックして「Googleフォーム」を選択します。
既存のフォームを編集する場合は、対象のフォームを選択してください。
2. 質問を追加する
フォームを開いたら、最初の質問を追加します。
フォームの編集画面で「+」ボタンをクリックし、質問を入力します。
たとえば、「あなたの年齢を教えてください」といった基本的な質問から始めます。
3. 質問のタイプを選択する
次に、質問のタイプを選択します。
Googleフォームでは、選択肢、短文、段落、チェックボックスなど、さまざまな質問形式を選べます。
分岐を設定するためには、「選択肢」や「ドロップダウン」の形式が適しています。
今回は選択肢を使用します。
4. 質問のオプションを設定する
質問のオプションを設定します。
例えば、「選択肢」の場合、選択肢を入力します。
今回は「18歳未満」「18歳〜24歳」「25歳〜34歳」「35歳以上」などのオプションを設定しています。
5. セクションを追加する
分岐させるために、セクションを追加します。
フォームの編集画面で「セクションを追加」ボタンをクリックし、新しいセクションを作成します。
セクションを追加できたら、質問を用意します。
たとえば、18歳未満の方には「学生の頃の思い出は?」というアンケートを設けたい場合は、以下になります。
6. 回答による分岐を設定する
次に、回答による分岐を設定します。
各選択肢の横にある「︙」または「▼」ボタンをクリックし、「回答に応じてセクションに移動」を選択します。
これにより、特定の選択肢が選ばれた場合に、次のセクションへ移動するよう設定できます。
質問を分岐する流れは以下になります。
7. 分岐の確認とテスト
設定が完了したら、質問の分岐が正しく機能するかテストしましょう!
フォームのプレビューをクリックし、実際に回答を入力して分岐が正しく行われるか確認します。
分岐が上手くいかない場合は、各質問のセッション先が間違えている可能性があるので、チェックしましょう。
8. アンケートの配布と回答の収集
分岐設定が正しく機能することを確認したら、フォームを配布します。
フォームの共有ボタンをクリックし、リンクをコピーしてメールやSNSなどで共有します。
回答が集まったら、Googleフォームの「回答」タブで集計結果を確認できます。
Googleフォーム|分岐した質問の活用例
Googleフォームの質問分岐機能を利用すると、アンケートや調査をより効果的に実施できます。
具体的な状況に応じて質問を変えることで、回答者にとって負担が少なく、より正確なデータを収集することが可能です。
ここでは、質問分岐設定の具体的な活用例をいくつか紹介します。
これらの例を参考にして、皆さんのアンケートや調査に役立ててください!
1. 顧客満足度調査
分岐設定は、顧客満足度調査において非常に役立ちます。
たとえば、顧客が特定の商品について「満足」と答えた場合にはその理由を詳しく尋ね、「不満」と答えた場合には改善点を具体的に質問することができます。
2. 社内意識調査
社内意識調査でも分岐設定は有効です。
従業員が部署や職務内容に応じて異なる質問に答えることで、より具体的で役立つデータを収集できます。
例えば、管理職向けの質問と一般従業員向けの質問を分けることができます。
3. イベント参加者のフィードバック
イベント後のフィードバック収集にも分岐設定が活躍します。
参加者の興味や関心に応じたフィードバックを得るために、セッションごとに分岐させることができます。
例えば、特定のセッションに参加したかどうかで質問を分岐させることで、より詳しいフィードバックを得ることができます。
Googleフォーム|分岐した質問の注意点
質問分岐機能を活用することで、アンケートや調査の質を向上させることができます。
しかし、分岐設定にはいくつかの注意点も存在します。
適切に設定しないと、回答者が混乱したり、正確なデータが収集できなかったりする可能性があります。
ここでは、分岐設定を行う際に注意すべきポイントを解説します。
1. 分岐のルールを明確にする
分岐を設定する際は、ルールを明確にしましょう。
各質問がどのように分岐するかを事前に計画し、混乱を避けるために分岐のフローを図にしておくと良いです。
これにより、設定ミスを防ぎ、スムーズな質問フローを実現できます。
2. セクションの配置に注意する
分岐設定時には、セクションの配置にも注意が必要です。
各セクションが論理的に続いているか確認し、回答者が混乱しないようにします。
たとえば、大学生の方が次に進むセッションで「現在、高校何年生ですか?」となると混乱しますよね(笑)
セクションの順序や内容が一致しているかどうかを確認することで、回答者にとってわかりやすいフォームを作成できます。
3. 分岐が機能するかテストする
設定が完了したら、必ず分岐が正しく機能するかテストしましょう。
自分自身で何度かフォームに回答してみて、期待通りの分岐が行われるか確認します。
問題が見つかった場合は、すぐに修正しましょう。
まとめ
Googleフォームの質問を分岐させることで、アンケートや調査の質を大幅に向上させることができます。
適切な分岐設定を行うことで、回答者に対してより関連性の高い質問を提供し、精度の高いデータを収集できます。
この記事で紹介した手順を参考にして、ぜひ実践してみてください!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!また次回の投稿で会いましょう!