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エクセルで一致したら別のセルの値を返す方法!3パターン紹介

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エクセルで条件に一致した場合に別のセルの値を返す方法は、多くのビジネスシーンで役立ちます。この記事では、エクセルで一致した条件に基づいて別のセルの値を返す方法を関数を使って紹介します。これにより、データの分析や処理が効率的に行えるようになります。さっそく学んでいきましょう!

エクセルで一致したら別のセルの値を返す関数

こちらの章では検索する値が一致したら、別のセルの値を返すことが出来る関数の基本構文をご紹介します。

VLOOKUP関数

VLOOKUP(ブイルックアップ)関数は、指定した範囲内で検索する値が見つかれば、検索値を1列目として任意の〇列の情報を返すことができる関数です。VLOOKUP関数の基本をさらに振り返りたい方は以下のリンクから。

XLOOKUP関数 ※個人的にオススメ

XLOOKUP関数は、より柔軟な検索をすることが出来る関数です。先ほど紹介したVLOOKUP関数では、範囲内で検索値が含まれる列は一番左にしないといけません。

なので、VLOOKUP関数では、範囲内の列移動や情報を追加しない限り、検索する値より左側の列を取得することができません。

この問題を解決できるのが「XLOOKUP関数」です。XLOOKUP関数は、検索値が範囲内で一致したら、同行の指定した列の値を返すことができます。

INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ

指定した配列内の値を取得できるINDEX関数と指定された値のセルの位置を返すMATCH関数を組み合わせることで、「一致したら別のセルの値を返す」という指示ができます。

関数を組み合わせることに抵抗があるのだ…。

その気持ちめっちゃ分かります!(笑)
私も最初はそうでした。
しかし、INDEX+MATCHは、VLOOKUP関数よりも処理速度が速く、検索範囲と戻り範囲を自由に指定することができます。

一度、関数を組んでみると「案外簡単かも?」と思うので、試してみてください!エクセルのスキルアップを目指すためには、新しい関数や関数の組み合わせをコツコツ覚えていきましょう!

具体的な使用例

こちらの章では「VLOOKUP関数」「XLOOKUP関数」「INDEXとMATCH関数」のそれぞれで一致したら別のセルの値を返す方法をご紹介します。

VLOOKUP関数で一致したら別のセルの値を返す方法

VLOOKUP関数を使って、任意の名前を入力すると、その方の売上が紐づくようにしたいと思います。分かりやすく解説するために図を使っていきます。

VLOOKUP関数で売上を紐づける数式

=VLOOKUP(B3,$B$6:$E$10,4,0)

この数式は、B3セルを検索値としています。B6セル~E10セルを範囲として、B6セル~B10セルの中で検索値のB3セルを検索して一致しれば、B列を1列目として、同行の4列目(E列)のセルの値を返す指示になります。

XLOOKUP関数で一致したら別のセルの値を返す方法

続いて、XLOOKUP関数です。VLOOKUP関数は範囲内で一番左の列に検索する値が無いとエラーになりますが、XLOOKUP関数は、返す値の列(戻り範囲)を指定することができます。

ようは、検索値が含まれる列より、左側にある値も取得することが可能ということです。では、実際に左側の列を取得してみましょう。

XLOOKUP関数で左側のデータを紐づける数式

=XLOOKUP(B3,E:E,D:D)

検索値のB3セルがE列に含まれるかを検索して、一致する場合はE列の検索値が入力されている行のD列のセルを返す数式になります。

INDEX+MATCHで一致したら別のセルの値を返す方法

INDEX関数とMATCH関数の組み合わせは、VLOOKUP関数よりも処理速度が速く、範囲(検索と戻り)を自由に設定できることが魅力でしたね。では、実際に組み合わせてみましょう!

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせて売上を紐づける数式

=INDEX($D$6:$D$10,MATCH(B3,$E$6:$E$10,0))

MATCH関数がB3セルの値を範囲「$E$6:$E$10」内で検索して、範囲内で検索値が一致したら、最初の位置を返します。
※今回の場合だとパンダの最初は2番目なので(2)を返す。

INDEX関数は「$D$6:$D$10」内の、MATCH関数が返した位置にある値を取得します。今回はMATCH関数で(2)が返されているので、D7が返されます。

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせているうちに、なんか理解できた気がする!!

よかったです。ぜひ皆さんのビジネスシーンでもアウトプットをしてください!




まとめ

今回は、エクセルで一致したら別のセルの値を返す方法について、以下の関数を使用して解説しました。簡単に振り返りましょう!

関数 関数の説明
VLOOKUP関数 検索範囲の左端列で指定した値を探し、
その行の他の列の値を返す関数。
XLOOKUP関数 検索値が含まれる列より、
左側にある値も取得することが可能。
INDEX関数+MATCH関数 VLOOKUP関数よりも処理速度が速く、自由に範囲を指定できる関数。

3つの関数は、様々な場面で使用することができるので、ぜひ使用方法を学んでください!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回の投稿で会いましょう!

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