Excelで現在の日付や2日後の日付などを取得できるTODAY関数は、多くの場面で役に立ちます。しかし、業務内容によっては日付を固定したい場合もあります。そんな読者の方のために本記事では、TODAY関数で2日後の日付を取得する方法から日付を固定する方法まで、詳しく解説します。
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ExcelのTODAY関数とは?
TODAY関数は、現在の日付を自動的に取得することが出来る便利な関数です。このTODAY関数を使用することで、手動で日付を入力する手間を省くことができます。例えば、更新が必要なレポートや、現在の日付を基準とする計算を行う場合に非常に便利です。TODAY関数は現在の日付を常に更新するため、ファイルを開くたびに最新の日付が表示されます。
- 日付を自動的に更新するレポートの作成
- 日付を基準にした計算の自動化
- 有効期限や締切日などの管理
TODAY関数を使用するときの注意点
TODAY関数は、Excelファイルを開くたびに現在の日付に更新します。特定の日付を固定したい場合は、日付が更新されないように注意しましょう。また、ファイルを開きっぱなしにしている間は日付が更新されません。
- TODAY関数はワークシートを開いた際に常に現在の日付が表示される
- 特定の日付を固定する場合は、日付が更新されないようにする
日付を固定したい方はこちらをご確認ください
TODAY関数で可能な作業や使用する上での注意点も学んだので、実際の使い方を見ていきましょう!
TODAY関数の使い方:基本構文~
TODAY関数は非常にシンプルで、引数を設定せずにそのまま使用することができます。以下でTODAY関数の基本的な使い方を解説します。
- 日付を表示したいセルを選択
- セルに 「=TODAY() 」と入力して、Enterキーを押す
- セルに現在の日付が表示される
上記の手順を進めることで、例えば今日が2024年5月14日であれば、セルには 「2024/5/14」 と表示されます。今日の日付だけを取得するだけなら非常に簡単な関数です。ぜひご自身のExcelで試してみてください。
TODAY関数の具体例:今日の日付を取得~
具体例では、とある会社の勤務表に本日の日付をTODAY関数で求めていきたいと思います。分かりやすくするために実際のExcelを使用して解説していきます。
※今日の日付は2024年5月14日とします。
=TODAY()
手順としは、画像の①でB3セルに「=TODAY()」と入力してEnterを押す。本日の日付が表示されていれば、B3~B10セルまで範囲選択をして、キーボードの「Ctrl+D」を同時に押す。
TODAY関数の応用:2日後の日付を取得~
業務内容によっては、1日後の日付や2日後の日付をセルに表示したい場合があります。TODAY関数の応用では、本日の日付から2日後の日付を取得する方法を表を使用して解説していきます。
※本日の日付は2024年5月14日
=TODAY()+2
今日から2日後であれば、本日の日付を取得する「=TODAY()」に「+2」を追加することで、2日後の日付を表示することができます。
=TODAY()+2 | 今日から2日後の日付を取得できる |
=TODAY()+1 | 今日から1日後の日付を取得できる |
=TODAY() | 今日の日付を取得できる |
=TODAY()-1 | 今日から1日前の日付を取得できる |
=TODAY()-2 | 今日から1日前の日付を取得できる |
日付を固定する方法
日付を固定する方法は、ショートカットキーで日付を更新する方法・TODAY関数を値貼りをする方法・TODAY関数の数式を計算結果に置き換える方法の3つになります。これら以外にもマクロで対応することが出来ますが、複雑なので今回は3つのみ紹介します。それぞれの手順とメリットデメリットを見ていきましょう!
メリット | 今日の日付だけなら簡単に表示することが出来る |
デメリット | 今日以外の日付を表示したい場合、手動で直す必要がある |
Excelで日付を取得できるのは、TODAY関数だけではありません。ショートカットキーを使用することで今日の日付を表示することが出来ます。手順としては次の通りです。
- 日付を入力したいセルを選択
- キーボードの「Ctrl」を押しながら「+」ボタンを押す
キーボードは次の画像を参考にしてください。
メリット | 今日以外の日付も簡単に表示することが出来る |
デメリット | 日付を更新するシートの場合は、事故が起こる可能性がある |
値貼りとは「値貼り付け」のことで、セルの計算結果や内容をコピーし、その計算式や書式を保持せず貼り付けをすることです。TODAY関数を使用する場合は、次の手順です。
- TODAY関数を入力したセルを「Ctrl」を押しながら「C」でコピー
- 日付を固定したいセルに以下のどちらかの手順を行う
- 「Alt+E+S+V」を順序良く押す
- 「Ctrl+Shift」を押しながら「V」を押す
ショートカットキーは下記を参考にしてください。
メリット | 今日以外の日付も簡単に表示することが出来る |
デメリット | 日付を更新するシートの場合は、事故が起こる可能性がある |
こちらのメリットデメリットは、TODAY関数の数式を値貼り付けする2つ目の方法と同じになります。値貼り付け以外で数式を計算結果に置き換える方法はキーボードの「F9」を使用します。実際の手順は次の通りです。
- TODAY関数を入力しているセルを選択
- 数式バーで数式を選択(F2を押してセルの数式バー選択)
- F9キーを押す
- Enterキーを押して完了
上記の手順を進めることで数式を計算結果に置き換えることが出来ます。
まとめ
TODAY関数は、Excelで日付を簡単に表示できる便利な関数でしたね。現在の日付を自動的に取得し、日々の業務を効率化することができます。簡単な算術演算を組み合わせることで、2日後や1日前など任意の日付も取得することが出来ました。また、表示した日付を固定する方法も学べたので、日々の作業効率をUPすることが出来ると思います。Excelを使用している方は、ぜひTODAY関数を活用してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の投稿で会いましょう!