この記事はこんな方におすすめです。
・IF関数の使い方を知りたい!
・IFS関数の使い方を知りたい!
IF関数・IFS関数を使うことによって複雑な条件分岐を指定することができます。
たとえば、〇であればOKを表示して✖であればNGを表示することが可能になります。
さっそくIF関数とIFS関数について学んでいきましょう!
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IF関数とは
IF関数は、条件が真の場合にはAを返し、そうでない場合にはBを返すことができるExcelの関数です。条件には比較演算子や論理演算子などを使って記述することができます!それでは、IF関数の基本構文について見ていきましょう!
IF関数の基本構文
=IF(条件式, 真の場合の値, 偽の場合の値)
例えば、A1セルの値が10以上の場合は「合格」と表示し、そうでない場合は「不合格」と表示したい場合は、下記のような関数を組むことができます。
=IF(A1>=10, “合格”, “不合格”)
IF関数を使用すると、セルの内容に応じて自動的に結果を決定することができるので、A1セルが10点以上の場合は合格と表示され、10点未満であれば不合格と表示されます。
では、次は具体例でみてみましょう!
└IF関数の使用例
IF関数の使用例
クラスの評価をテストの点数で決める場合、条件は下記とする。
・90点以上なら優秀
・70点以上なら良い
・50点以上なら普通
・50点未満であれば不可
ExcelのC列(赤枠)に評価を記載していきます。
C列の先頭のC2セルにIF関数を組んでいきたいのですが、まずは注意点に目を通しましょう!
条件で90点以上は「優秀」→70点以上は「良い」となっているので、先に70点以上は「良い」と指定すると90点以上も「良い」と判断されるので、90点以上から指定していきましょう。
では、実際にC2セルにIF関数を組んでいくよ!(^^)!
=IF(B2>=90, “優秀”, IF(B2>=70, “良い”, IF(B2>=50, “普通”, “不可”)))
C2セルに条件を記述したIF関数を盛り込めたらEnterを押す。
Enterを押すと田中さんの評価は「優秀」と表示されました。
評価基準で90点は「優秀」なので、問題ないですね。
あとは、C2セルのIF関数を鈴木さんのC6セルまで伸ばしてあげれば、それぞれの評価を条件に沿って表示することができるので、やってみましょう!
だけど、IF関数の中にIFを組むのが複雑で覚えられるかな。。
この勢いのまま、IFS関数まで覚えちゃおう!
IFS関数とは
IFS関数の基本構文
=IFS(条件1,結果1,条件2,結果2,TRUE,デフォルトの結果)
・複数の条件を指定することができる且つどの条件にも該当しない場合のデフォルトの結果を表示することができる関数です。
例えば、A1セルの値が10以上の場合は「すごい」、A1セルが5~9であれば「普通」、それ以外であれば不合格とする場合は下記のような関数を組むことができます。
=IFS(A1>=10, “すごい”, A1>=5, “普通”, TRUE, “不合格”)
IFS関数を使用すると、複数の条件に合わせて自動的に結果を決定することができます。
先ほどの使用例を使って説明していきます。
IFS関数の使用例
条件は先ほどと同じとします。
クラスの評価をテストの点数で決める場合、条件は下記とする。
・90点以上なら優秀
・70点以上なら良い
・50点以上なら普通
・50点未満であれば不可
ExcelのC列(赤枠)に評価を記載していきます
条件で90点以上は「優秀」→70点以上は「良い」となっているので、先に70点以上は「良い」と指定すると90点以上も「良い」と判断されるので、90点以上から指定していきましょう。
=IFS(B2>=90,”優秀”,B2>=70,”良い”,B2>=50,”普通”,TRUE,”不可”)
C2セルに条件を記述したIFS関数を盛り込めたらEnterを押す。
Enterを押すと田中さんの評価は「優秀」と表示されました。
評価基準で90点は「優秀」なので、問題ないですね。
あとは、C2セルのIFS関数を鈴木さんのC6セルまで伸ばしてあげれば、それぞれの評価を条件に沿って表示することができるので、やってみましょう!
IF関数に対しての個人的な感想
ExcelのIF関数は、条件に基づいて異なる値を返す非常に便利な関数です!特にデータの整理や分析の際に、その柔軟性と簡便さに私は助けられています。初めて使用する時には少し複雑に感じるかもしれませんが、慣れてくるとその真価を実感できます。
基本構文を理解できたら、AND関数やOR関数と組み合わせも試してみてください!