Excelでヘッダー(行)と列を両方固定する方法や先頭行だけを固定する方法、先頭2列だけを固定する方法を解説します。また、行と列の固定解除をする方法もご紹介します!
さらに、行と列を固定or解除するショートカットキーも一緒に解説するので業務効率をUPしていきましょう!
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ヘッダー(行)を固定する方法
Excelでデータ整理やデータ分析をする際、スクロールをするとヘッダー行が表示されなくなります。
ヘッダー行や重要なデータがある場合に、スクロールしても特定の行が表示され続けると便利ですよね!
行を固定する手順は下記になります。
①:Excelのリボンの「表示」をクリック
②:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
③:「先頭行の固定」をクリック
3つの手順を進めることで行の固定をすることが可能です。
次は実際の表を使って紹介していきます。
その前に行の固定をするショートカットキーも紹介!
Alt + W + F + R
それでは、実際の表を使って解説していきます。
実践:先頭行を固定しよう!
実践問題では、表の先頭行を固定していきたいと思います。
▼ 先頭行の振り返り ▼
①:Excelのリボンの「表示」をクリック
②:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
③:「先頭行の固定」をクリック
実践問題をわかりやすくするために表を作成しました。
それでは、手順①のリボンの「表示」をクリックしていきましょう。
手順①:Excelのリボンの「表示」をクリック
表示をクリックできたら、次にウィンドウ枠の固定をクリックします。
▼手順②:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
ウィンドウ枠の固定を開けたら、手順③の先頭行の固定をクリックしていきます。
▼手順③:「先頭行の固定」をクリック
手順①~③まで完了しました。
行が固定されているかスクロールして確認しましょう!
無事に先頭列を固定することができましたね。
次は先頭の2列を固定する方法を解説していきます。
列を固定する方法
列を固定する手順は下記になります。
①:固定したい列の右隣の列を範囲選択
②:Excelのリボンの「表示」をクリック
③:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
④:「ウィンドウ枠の固定」をクリック
4つの手順を進めることで列の固定をすることが可能です。
次は実際の表を使って紹介していきます。
その前に列の固定をするショートカットキーも紹介!
※①の列を範囲選択した後に使用するショートカットキーです。
Alt + W + F + F
それでは、実際の表を使って解説していきます。
実践:先頭2列を固定しよう!
実践問題では、表の先頭の2列を固定していきたいと思います。
①:固定したい列の右隣の列を範囲選択
②:Excelのリボンの「表示」をクリック
③:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
④:「ウィンドウ枠の固定」をクリック
実践問題をわかりやすくするために表を作成しました。
それでは、手順①の「固定したい列の右隣の列を範囲選択」を進めていきます。
今回は先頭2列(AとB列)を固定したいので、C列を範囲選択していきます。
▼手順①:固定したい列の右隣の列を範囲選択
2列(AとB列)の隣の列(C列)を範囲選択できました。
次に手順②のリボンの表示をクリックします。
▼手順②:Excelのリボンの「表示」をクリック
表示をクリックできたら、次にウィンドウ枠の固定をクリックします。
▼手順③:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
ウィンドウ枠の固定を開けたら、手順④のウィンドウ枠の固定をクリックしていきます。
▼手順④:「ウィンドウ枠の固定」をクリック
手順①~④まで完了しました。
列が固定されているか確認していきます。
無事に先頭行を固定することができましたね。
しかし、2列を固定するなど先頭の行や列以外も固定する場合は、ウィンドウ枠の固定で進めていくことになります。
先頭の行を固定する方法や、任意の列数を固定する方法を理解できたと思うので、次は列と行を一緒に固定する方法を説明していきます。
列と行を両方一緒に固定する方法
大量のデータを扱うとき、特定の列と行を同時に固定しておくと、データの比較や分析がスムーズに行えます。そこで、この章ではExcelで列と行を同時に固定する方法について詳しく解説します。
列と行を同時に固定する手順は下記になります。
①:固定したい列と行で重なる一番右セルの右下のセルを選択
②:Excelのリボンの「表示」をクリック
③:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
④:「ウィンドウ枠の固定」をクリック
Alt + W + F + F
※①のセルを選択した後にショートカットは使います。
それでは、さっそく列と行を両方一緒に固定する手順を解説していきます。
わかりやすくするために表を作成しました。
今回は、1行目とAB列を固定していきたいと思います。
この場合手順①でC2セルを選択することになります。
最初は理解を深めるために、固定したい行と列を範囲選択して、どのセルを選択したらいいのか確認するクセを付けましょう!
手順①:固定したい列と行で重なる一番右セルの右下のセルを選択
今回の場合だと、1行目とAB列を範囲選択してあげます。
そうすると、重なる部分がA1セルとB1セルになります。
重なる部分で一番右セルはB1セルです。
このB1セルの右下のセルはC2セルになり、選択するセルはC2セルとなります。
手順①で選択するセルはC2セルになるので、選択してあげましょう!
▼手順①:固定したい列と行で重なる一番右セルの右下のセルを選択
C2セルを選択できました。
次に手順②のリボンの表示をクリックします。
手順②:Excelのリボンの「表示」をクリック
表示をクリックできたら、次にウィンドウ枠の固定をクリックします。
▼手順③:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
ウィンドウ枠の固定を開けたら、手順④のウィンドウ枠の固定をクリックしていきます。
▼手順④:「ウィンドウ枠の固定」をクリック
手順①~④まで完了しました。
行と列が固定されているか確認していきます。
無事に行と列を一緒に固定することができましたね。
実務では、「やっぱり固定を解除したい」ということも多く起こります。
なので、固定をした行や列を解除する方法を解説していきます。
行固定と列固定の解除方法
Excelで特定の行や列を固定して表示させることは便利ですが、場合によっては固定した行や列を解除したいこともあります。今回は、Excelで行固定と列固定を解除する方法について解説します。
Alt + W + F + F
▼行固定や列固定の解除をする手順
①:Excelのリボンの「表示」をクリック
②:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
③:「ウィンドウ枠固定の解除」をクリック
下記のように固定された行や列があるとします。
▼手順①:Excelのリボンの「表示」をクリック
▼手順②:ウィンドウの「ウィンドウ枠の固定」をクリック
▼手順③:「ウィンドウ枠固定の解除」をクリック
手順①~③まで無事に進めることができたら、固定解除がされているか確認していきましょう!
無事に固定が解除されていますね。
まとめ
この記事では、Excel特定の行や列を固定して表示させる方法と固定解除をする方法を紹介しました。行固定や列固定はデータ分析の際に必要になる場合があるので、理解して使いこなしていただけると嬉しいです!
- ヘッダー(行)を固定する方法: 先頭行(ヘッダー)を常に表示させることで、スクロールしてもヘッダーを見失うことなく作業を行うことができましたね。
- 列を固定する方法: 先頭の列だけでなく任意の列まで固定することができました。行固定でも同じく2行目や3行目を固定することができるので、試してみてください。
- 列と行を両方一緒に固定する方法: 任意の列まで固定することができれば、スムーズに列と行を一緒に固定することができたと思います。ショートカットキーも実務で使ってみてください。
- 行固定と列固定の解除方法: 固定した行や列を解除する方法についても解説しました。すべてに当てはまりますが、解除はショートカットキーを使ったほうが楽だと思います。その理由は、固定を解除する際にセルの選択・行列の選択をする必要がないためです。
これらのテクニックを使って業務効率をUPしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の投稿で会いましょう!