SUBSTITUTE関数で○なら✖へ、△なら■へなど複数の置換を一気にやる方法をご紹介します!
実際に、一つの条件ごとにSUBSTITUTE関数を使うのは手間がかかりますね。
そんな面倒な作業を解決する方法をこの記事では学べます。
それでは学んでいきましょう!
SUBSTITUTE関数で複数の置換を一気に行う方法
SUBSTITUTE関数は、特定の文字列を別の文字列に置き換えることができる関数です。
例えば、「男」を「男性」へ置換するなど。
しかし、複数の文字列を一度に置換する必要がある場合、SUBSTITUTE関数の基礎の使い方では限界があります。
SUBSTITUTE関数をネストして複数の置換を実現
SUBSTITUTE関数をネストすることで、複数の文字列を一度に置換することが可能です。
例えば、以下のような状況を考えてみましょう。
青をblueへ、赤をredへ置き換えたい場合、次のようにします。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A2,"青","blue"),"赤","red")
- 条件が2個ある場合は、SUBSTITUTE関数を2つネスト
- 条件が3つの場合は、SUBSTITUTE関数を3つネスト
SUBSTITUTE関数を複数回ネストすることで、各文字列を順に置換していくことが可能。
ただし、入れ子の数が多くなると関数の構造が複雑になり、ミスが発生しやすくなるため、注意が必要です。
SUBSTITUTE関数を使いこなすためのコツ
ここではSUBSTITUTE関数を使いこなすコツをご紹介します。
・他の関数との組み合わせで可能性を広げる
・効率よく使うためのショートカットとテクニック
他の関数との組み合わせで可能性を広げる
SUBSTITUTE関数は、他の関数と組み合わせることで、さらに便利な関数です。
特に、IF関数やLEN関数、LEFT関数などと組み合わせると、複雑な置換を行うことが可能です。
例えば、特定の条件に応じて置換を行いたい場合には、IF関数を活用します。
=IF(A1="条件式", SUBSTITUTE(A2, "OLD", "NEW"), A2)
また、文字数で置換する位置を変更するなら、LEN関数やLEFT関数を使用することも有効です。
=SUBSTITUTE(LEFT(A1, LEN(A1)-3), "OLD", "NEW")
これにより、特定の範囲や条件に応じた柔軟な置換が可能になります。
効率よく使うためのショートカットとテクニック
SUBSTITUTE関数を効果的に使いこなすためには、オートフィル機能やショートカットキー(例: Ctrl + Dで下のセルにコピー)を活用することで、複数のセルに対して効率的に処理を適用できます。
ショートカットキーの使い方は簡単で、SUBSTITUTE関数を挿入したセルを反映させたいセルまでを範囲選択します。
次にキーボードのCtrlを押しながらDを押すことで数式を反映させることが出来ます。
まとめ:SUBSTITUTE関数で作業効率をアップしよう
今回はSUBSTITUTE関数で複数の条件を一発で置換する方法をご紹介しました。
具体的には、SUBSTITUTE関数をネストすることでしたね。
また、他の関数と組み合わせることで、より高度な置き換えが可能になり、作業の効率を大幅に向上させることができるでしょう。
ぜひ、今回ご紹介したテクニックを活用し、日々の業務でSUBSTITUTE関数を使いこなしてください。