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エクセルで範囲内に文字があれば同じ文字を返す方法

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エクセルを日々の業務で使っていると、範囲内に特定の文字が存在するかを確認し、その特定の文字を返したい場合があります。

例えば、リストの中に特定の文字(A)が含まれているかをチェックし、その文字(A)を別のセルに表示させたい場合です。

このような操作を簡単に行うために、エクセルの関数を活用する方法を詳しく解説します。

この記事では、具体的な手順とともに、初心者でも理解しやすいように丁寧に説明していきます。

エクセルで範囲内に文字があれば同じ文字を返す方法

エクセルで特定の範囲内に文字が含まれているかどうかを確認し、その文字を返す方法はいくつかあります。

この記事では、VLOOKUP関数、IF関数、CONCAT関数を使った方法を具体的に解説します。

それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、目的に合った方法を選びましょう。

範囲内にAがあれば、別のセルにAを返す方法

特定の範囲内に「A」がある場合は、別のセルに「A」を返す方法として、VLOOKUP関数があります。

VLOOKUP関数は、指定した範囲の中から特定の値を検索し、見つかった場合に対応する値を返します。

例えば、A列とB列に名前が入力されており、B列に入力されている名前がA列に含まれている人物の名前をC列に表示することができます。

また、A列だけに名前が入力されていて、特定の人物の名前がA列に含まれている場合、B列に名前を返すことも可能です。

VLOOKUP関数の具体例①

VLOOKUP関数の具体例①では、B列の名前がA列に含まれている場合、C列に対象人物の名前を返す方法をご紹介します。

まずは、以下のデータを使用します。

B列(名前②)に含まれているデータがA列(名前①)にあれば、同じ文字をC列に返していきます。

VLOOKUP関数の式

=VLOOKUP(B2,$A$2:$A$6,1,0)

この式では、検索値をB2セルにし、範囲をA2からA6で絶対参照、列番号を1として検索方法を完全一致にすることで、A列に特定の文字があればC列に特定の文字を返す方法となります。

ちなみに、特定の文字が無い場合「#N/A」ではなく別の文字や記号または空白を返したい場合は、IFERROR関数を使用しましょう!

VLOOKUP関数の具体例②

続いて具体例②では少し視点を変えて、範囲内に特定の文字があれば同じ文字を返す方法をご紹介します。

今回は、A列だけに名前が入力されており、特定の文字(近藤)があれば同じ文字を返していきます。

VLOOKUP関数の具体例②の式

=VLOOKUP("近藤",A2,1,0)

検索値を近藤として検索範囲をA2のみにすることで、特定の文字が入っていれば、B列に返す式となります。

別の視点で考えよう

=VLOOKUP("近藤",A2:A6,1,0)

上記のような式にすることで「1つのセルでA列に特定の文字があればB列に返す」ということを実現できます。




範囲内にAがあれば、別のセルに〇を返す方法

こちらの章ではエクセルのIF関数を使って、特定の文字があれば〇を返す方法をご紹介します。

IF関数は条件に基づいて異なる値を返すことが出来るよ!

IF関数の具体例

具体例では、A列に特定の名前があれば〇を返す方法をご紹介します。

今回は「中村」があればB列に〇を返していきたいと思います。

IF関数の式

=IF(A2="中村","〇","")

A2セルが中村であれば「〇」そうでなければ「空白」を返す式をB6までCtrl+Dで伸ばしてあげれば、中村の欄に〇を返すことができます。

ちなみに〇ではなく、✖やA2セルなどを返すことも可能です。

ちなみにIF関数は他の関数と組み合わせて使用することで、より柔軟な条件分岐が可能になります。

今回の例だと「藤」が含まれる名前に〇をつけるなどの部分一致で条件を指定することもできます。




範囲内に入力されている文字をB列に返す方法

この章では、範囲内に文字が入力されている場合、B列に入力されている文字を続けて返す方法をご紹介します。

たとえば、範囲A1に「赤」、A2セルに「青」、A3セルに「緑」が入力されている場合、B1セルに「赤青緑」を表示する方法です。

文字を結合するので、エクセルの「CONCAT」関数を使用します。

CONCAT関数の具体例

CONCAT関数の具体例では、A2からA6を範囲とします。

範囲内に入力されている文字を結合してB1セルに返していきます。

CONCAT関数の式

=CONCAT(A2:A6)

この式では、A2からA6に文字が入力された場合、B1セルにデータを結合して返す指示をしています。

ぜひご自身のエクセルでお試しください!

よくある質問とまとめ

エクセルで「範囲内に文字があれば同じ文字を返す方法」についての質問と記事のまとめになります。

よくある質問はQA形式でご紹介します。

QA|よくある質問

VLOOKUP関数を使った方法で、特定の文字が見つからない場合どうなりますか?

VLOOKUP関数は特定の文字が見つからない場合エラーを返します。これを避けるために、IFERROR関数を組み合わせることができます。

CONCAT関数が無い場合はどうしますか?

「&」または「CONCATENATE関数」を使用することができます。

記事のまとめ

エクセルで範囲内に文字があれば同じ文字を返す方法として、VLOOKUP関数、IF関数とCONCAT関数を紹介しました。

それぞれの方法には独自の利点と用途があります。

  • 「範囲内にAがあれば、別のセルにAを返す方法」ならVLOOKUP関数
  • 「範囲内にAがあれば、別のセルに〇を返す方法」ならIF関数
  • 「範囲内に入力されている文字をB列に返す方法」ならCONCAT関数

この記事を参考にして、エクセルの活用スキルを向上させ、業務の効率化に役立ててください!

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